クライミング4日目もマルチ [♪ヨセミテ物語 2006]
4日目のクライミング。
いよいよ後半戦。昨日に引き続きマルチピッチクライミングです。
前夜、食事をしながら組合せと登る順番などを決め、杉野さんにルートについての情報を
いろいろと伺いました。
車の中でウトウトするうちに到着したのはTuolumne Meadows。
標高が2200m位あるとのことで、風があると寒さに耐えてのクライミングになるかもしれない
とのこと。
素敵な湖畔に車を止め、キラキラ光る湖面を眺めながらしばらくまったりとして過ごします。
この湖の道をはさんで向かい側にあるなだらか(に見える)山が今日お世話になるところ。
♪Stately Pleasure Dome
◆West Country(5.7、5.7、5.7、5.6 4P)
1P目と4P目をリードで行くことになりました。
最大の核心は両ピッチともビレイ点・終了点がNPだということ。
実はワタシ、自分のセットしたカムに加重をかけてみたことがないのです…。
1P目 ⇒ 凹角を詰め左へ乗っ越す。中間支点にスリングを足さなかったので、
ロープが屈折し重くて大変でした。反省反省。
2P目 ⇒ このルートの中では傾斜のあるコーナークラック。右手クラック、
左手岩角の姿勢が続くので腰が疲れます。
3P目 ⇒ 比較的登りやすいフェイス。でもリードでいくとなるとランナウトぎみなので
ちょっと恐い。
4P目 ⇒ 緩い傾斜のフェイスから右上しているクラックへ。
安定してカムをセットすることができた。でも微妙にサイズがきつかったところ
もあったな。
慎重に進みます...
振り返れば最高の景色!
終了点を残り3個のカムでセットし、ちょっと不安なので先に着いていたF澤さんに確認して
頂きます。こういうところも未熟だと反省しきり。
こうして無事登り終えてひと安心…. ところが本当の核心はこれからだったのです。
「今日の下降は楽しいですよー。走っておりられますから」なぁんてニコニコ顔の杉野さん。
いったいどこを走って降りるのですか?? 冗談はやめてくださーい。
急斜面ではクライムダウン、少し傾斜の緩いところは前向きで恐る恐る足を出し…。
キャッキャとはしゃぎながら降りていったのは杉野さんだけですよ。
兎に角ヨセミテ初リードをなんとか成し遂げて、ホッとしたのでありました。
ビビリまくりの下降開始~!
ランチのあとのデザートは、近くのこじんまりした岩でたいそう難しいクラックと、
超苦手ムーブの出てくるフェイスの2本。
♪Galen's Crack
◆Galen's Crack 5.10c ⇒ ワイドクラック。下部ワイドの処理がまったくわからず。
◆Falkenstein Face 5.10d ⇒ 遠い左をとりにいけない…。無理だと諦めたら杉野さんが
「無理だという人でも届く方法があるんですよ」と教えて下さったのがフィギュア4。
お手本通りやってみましたが、右手の加重に耐え切れずギブアップ。
手取り足取りご指導いただきましたが...
今夜がキャンプ最終日ということで、夕食後はスライドショーの上映で盛り上がりました。
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