ヨセミテのゆかいな仲間たち [♪ヨセミテ物語 2006]
充実していたヨセミテツアー。
当初クライミング技術の未熟な私は参加を躊躇していましたが、思い切って参加させて頂いて
よかったと今心から思っています。杉野さんはじめ参加メンバーの方々に感謝です。
もっと力をつけて、ぜひもう一度訪れたいと思っています。
全員集合!
リスというよりネズミみたい。
広々としたサイトで快適テント生活でした。
毎日通ったストア。
カヌーを楽しむカップル
こんなところで1日のんびりするのもいいなぁ
ちっちゃくてわかりにくいけど、真っ黒なトカゲが2匹いるよ。
シカにも遭えました
とっても絵がお上手でした。
ラスト・クライミングin Cookie Cliff [♪ヨセミテ物語 2006]
今日はクライミング終了後そのまま移動するので、朝はテントの撤収から。
ちょっと疲れが出始めてはいましたが、ヨセミテで充実した日々を過ごせたことの安堵と、
いよいよ最後の1日だという感慨でなんとなく心がフワフワした感じでCookie Cliffへ。
♪Cookie Cliff
◆Beverly's Tower 5.10a ⇒
スタートが一段(かなり)高~いところから。ここですでにスゴイ高度感です。
いろいろな登りがあってとっても楽しいルートでした。
◆Outer Limits 5.10c ⇒
手をグウにしてズズッ、もっとグウにしてもズズッ、ハンドが決まらずに立ち往生。
あぁ手があと一回り大きくなりたい、しかも今この場で!
どうにもならず結局その部分はH塚さんに引っ張り上げてもらいました。
◆Catchy 5.10d ⇒
ヨセミテ最後の1本。難しそうだけど楽しんで登ろう。
下部&上部はフェイスっぽくて楽しいゾ。でも…そう、中間部でまたまたグウでズズッ
の繰り返し。上手く登れなかったけれど森さんの好きだったというこのルート、私も
とっても気に入りました。次回はハンドしっかり決めます!
16時前に終了して、明日の帰国に備えてLivermoreへと移動。
途中、チャイニーズレストランで山盛りの料理と格闘後、長かったテント生活の疲れを癒す
べく今日はモーテルに泊まることに。
ヨセミテのシャワー施設には泣かされたので、ゆっくりと熱いシャワーを浴びられるのが
何より嬉しい!
ツアー最後の夜は、部屋でみなさんと楽しい語らいのひとときを過ごしたあと、ひろーい
ベットで曝睡しました。
クライミング4日目もマルチ [♪ヨセミテ物語 2006]
4日目のクライミング。
いよいよ後半戦。昨日に引き続きマルチピッチクライミングです。
前夜、食事をしながら組合せと登る順番などを決め、杉野さんにルートについての情報を
いろいろと伺いました。
車の中でウトウトするうちに到着したのはTuolumne Meadows。
標高が2200m位あるとのことで、風があると寒さに耐えてのクライミングになるかもしれない
とのこと。
素敵な湖畔に車を止め、キラキラ光る湖面を眺めながらしばらくまったりとして過ごします。
この湖の道をはさんで向かい側にあるなだらか(に見える)山が今日お世話になるところ。
♪Stately Pleasure Dome
◆West Country(5.7、5.7、5.7、5.6 4P)
1P目と4P目をリードで行くことになりました。
最大の核心は両ピッチともビレイ点・終了点がNPだということ。
実はワタシ、自分のセットしたカムに加重をかけてみたことがないのです…。
1P目 ⇒ 凹角を詰め左へ乗っ越す。中間支点にスリングを足さなかったので、
ロープが屈折し重くて大変でした。反省反省。
2P目 ⇒ このルートの中では傾斜のあるコーナークラック。右手クラック、
左手岩角の姿勢が続くので腰が疲れます。
3P目 ⇒ 比較的登りやすいフェイス。でもリードでいくとなるとランナウトぎみなので
ちょっと恐い。
4P目 ⇒ 緩い傾斜のフェイスから右上しているクラックへ。
安定してカムをセットすることができた。でも微妙にサイズがきつかったところ
もあったな。
慎重に進みます...
振り返れば最高の景色!
終了点を残り3個のカムでセットし、ちょっと不安なので先に着いていたF澤さんに確認して
頂きます。こういうところも未熟だと反省しきり。
こうして無事登り終えてひと安心…. ところが本当の核心はこれからだったのです。
「今日の下降は楽しいですよー。走っておりられますから」なぁんてニコニコ顔の杉野さん。
いったいどこを走って降りるのですか?? 冗談はやめてくださーい。
急斜面ではクライムダウン、少し傾斜の緩いところは前向きで恐る恐る足を出し…。
キャッキャとはしゃぎながら降りていったのは杉野さんだけですよ。
兎に角ヨセミテ初リードをなんとか成し遂げて、ホッとしたのでありました。
ビビリまくりの下降開始~!
ランチのあとのデザートは、近くのこじんまりした岩でたいそう難しいクラックと、
超苦手ムーブの出てくるフェイスの2本。
♪Galen's Crack
◆Galen's Crack 5.10c ⇒ ワイドクラック。下部ワイドの処理がまったくわからず。
◆Falkenstein Face 5.10d ⇒ 遠い左をとりにいけない…。無理だと諦めたら杉野さんが
「無理だという人でも届く方法があるんですよ」と教えて下さったのがフィギュア4。
お手本通りやってみましたが、右手の加重に耐え切れずギブアップ。
手取り足取りご指導いただきましたが...
今夜がキャンプ最終日ということで、夕食後はスライドショーの上映で盛り上がりました。
クライミング 3日目はマルチ [♪ヨセミテ物語 2006]
今日は5ピッチのマルチクライミング。
岩場に一番乗りしようと朝は1時間早く8時に出発です。
(残念ながらすでに1パーティがいて、しばし待機となりましたが)
なんだか久々のマルチでちょっと心配。
Middle Cathedral Rockというところ、ここはエル・キャピタンと向かい合わせになって
いてロケーションも抜群です。
♪Middle Cathedral Rock
★Center Pillar of Frenzy(5.9、5.9、5.8、5.8、5.9) 全部で約170m
1ピッチ目 ⇒ 始めの凹角は左右の壁をうまくつかって快適…でもなんだか
ちょっと被ってきたぞ。
夢中で登り終わってみればかなり難しくて、これで5.9とは恐るべし。
2ピッチ目 ⇒ またまた恐るべし5.9。
浅いクラックでジャムが決まらずに苦労して喉がカラカラでした。
3ピッチ目 ⇒ 見た目威圧感のあるルーフはフォローならではの大胆さでクリア
気分爽快でした!その先はやや傾斜もねてきてホッ。
4ピッチ目 ⇒ 途中からダブルクラック…どっちがいいの?両方使うの?
最後はやさしいらしい左へ(あまりやさしくなかったよ)。
ここで「今何ピッチ目でしたっけ?」とワタシ、すでに混乱状態?
5ピッチ目 ⇒ う~ん、なかなか杉野さんの姿が見えないゾ... オーイ。
姿が見えてもまだ先が長い...。
1P目リード中のH君です。
Fさん、スイスイと...
みんな頑張ってま~す!
終了点に到着後は後続のF&Hペアが登ってくるを待って、懸垂2ピッチで取り付き
へと戻りました。
終始日陰で風もあり、ちょっと寒かった(でも冷や汗はかいた?)ですが、充実度満点
のマルチピッチクライミングでした。
午後は別のエリアへ移動。マルチピッチでお腹いっぱいになってしまったワタシは、
ここでは1本登って終了とさせて頂きました。
あとは今日の献立を考えながらビレイ、ビレイ。
♪New Diversions Cliff
★New Deviations 5.9 ⇒ 不思議な形状の壁 チキンヘッドというそうな。
クラック部分を登り終わってやっと半分?残るチキンヘッド
は楽しいけれど、とにかく長い。
岩にまたがり...?
ポコポコと出ているのが「チキンヘッド」
ヨセミテ3日目はレストの日。 [♪ヨセミテ物語 2006]
2日登ったあとはレスト日。
杉野さんお薦めの「グレイシャーポイント」へドライブ。
天気は相変わらず良いもののこの日は少し霞みがかかっていました。
ハーフドームを双眼鏡で覗いてみると… 登っている人が見えました。ルートはスネークダイクかな?
こんな記念撮影するのは日本人だけ?
立ち入り禁止の看板が。 ここに立って落ちた人でもいるのかな。
記念写真を撮り、お土産を買い、アイスを食べて… 今日はのんびり観光です。
ランチはこれも杉野さんお薦めのハンバーガーショップへ。なかなか美味しかったです。
ドライバーのF沢さん、H君、運転お疲れさまでした。
そういえば、キャンプ場ゲートの縁石に乗り上げちゃってたね~♪
ヨセミテクライミング 2日目 [♪ヨセミテ物語 2006]
無事終了した1日目でだいぶ気が楽になって…と思っていたら、
2日目は無事に済まなかったんだなぁ…。
El Capitan Baseへは、ノーズの取り付きの下を通って到着。
いや~、高い高い。見上げると首が痛くなってくる。
しばらくは日陰で涼しかったのが、ワタシが登る頃その壁はしっかりと
太陽に照らされて…。
「このルート(Sacherer Cracker)は一人30分はかかりますから」と
言われて人ごとのように「ふぅーん…」とワタシ。
先発のH塚さんがずいぶん早く片付けてきたので、その分も頂いて
45分に延長できるゾ!なんて… でも戻ってきたとき、1時間は経過
していたか? よく干からびなかったね。
♪El Capitan Base
◆Sacherer Cracker 5.10a ⇒
まず長すぎて気が遠くなりそう。下部のオフ・ウィドゥスでさっそく
苦労させられる。フェイスへ出てみても悪くてダメ。
やっとのことで抜け出してテラスで一息。あ~、ほんとにこの先
登るの??
中間部のフィストにかなりてこずり、いったい何度降ろして下さい
と言おうと思ったことか。まじめな話し、泣けてきました。
ヘトヘトになって降りてきたとき、右手の擦過傷がヒリヒリし始めて…。
このあと毎晩シャワーの度に痛みに耐えるのが辛かったのなんの。
こんなルートがスッキリ登れるようになると本当に楽しいだろうなぁ。
Sacherer Cracker 5.10a Climber:H君
(不名誉の負傷… グロい写真ですみません)
◆La Cosita 5.7 ⇒
背中(おしり?)やら足の裏やらいろいろ駆使して登ります。
ここは日陰なのでそれだけでもだいぶ楽。
La Cosita 5.7 Climber:F沢さん
午後はChurch Bowlへ移動。トイレもある広場から岩場まで1分もかから
ないのでとても楽です。ここで2本登って終了。
♪Church Bowl
◆Pole Position 5.10a ⇒
細かいホールドが連続する嫌いではないルート。
でもやはり長いのでだんだん爪先が痛くなってくる…
◆Revival 5.10a ⇒
傾斜の緩いクラックを右上。乗っ越し後の一手が緊張した
Pole Position 5.10a Climber:M香
やっぱり出ました! ブラックベア [♪ヨセミテ物語 2006]
2日目、楽しい晩餐の最中、数メートル離れたテーブルに置いてある
ゴミ袋の周りでなにやらガサガサと…。
それに気付いたO田さんが声をあげ、続いてみんなも騒いで追い払おう
とします。私は恐くて自分の席から動けませんでした。だから姿は見て
いません…
私たちと入れ替わり帰国した組のテントサイトにクマが出て、フライパン
を叩いて音を出し追い払ったという話を聞いていたので、「あぁ…やっぱり
来たか」という感じでした。
するとどうでしょう。すぐに逃げた(と思われる)クマを追うように走り出した
杉野さんがしばらく戻ってきません。(打ち合わせ通り登場したクマさんに、
バイト料を払いに行ったとワタシは確信しています。この演出には頭が下
がります!?)
それからは、ゴミ袋も食卓のそばに持ってきて十分気を付けていたので
クマは現われませんでした。
ところが… やってきたのです、最終日にまた。
食べ物も置いていないのに何故?
杉野さんも「今日は頼んでないのになぁ…」と首を傾げながらブツブツ…
(これはウソ。でもクマが出たのはホントだよ)
クマに食べられないように、食べ物はみんなこのBOXの中へ。
ヨセミテの不思議 1 [♪ヨセミテ物語 2006]
キャンプ場内のトイレや公衆トイレはなかなか清潔です。
ただ、トイレットペーパーが、形状はロールなのにクルクルと回らない
のです!
そう、固定されている本体から使うペーパーのほうを回していくのですが、
2・3回りするとだんだん取りにくくなっていきます。
なんでペーパーが回るような構造にしないんだろう?
ヨセミテクライミング 1日目 [♪ヨセミテ物語 2006]
メンバーにも恵まれ楽しいヨセミテになること間違いなし。
7:30起床。心穏やかに朝食を取り、9:00いよいよクライミングへと
出掛けることに。
到着した「Knob Hill」はこじんまりとした岩場で他パーティもいなく、
なんとなく和める。
朝にはダウンを羽織らずにはいられないほど寒かったのに、岩場は
暑さとあまりにも強い日差しで日陰からなかなか動くことができない。
♪Knob Hill(すべてTR)
◆Pot Belly 5.8 ⇒ 記念すべきヨセミテ1本目、出だしがちょっと悪い
けどUPにはちょうど良いかな。
◆Unnamed フェイスVar. 5.9 ⇒ 傾斜はないもののなかなかムズイ。
右トラバースのタイミングを間違えてテンション。
◆Unnamed (左クラック) 5.9 ⇒ アドバイス通りの動きでなんとかクリア
Unnamed (左クラック) 5.9
ランチはヨセミテロッジのベンチで、なぜか幕の内弁当を食べる日本人
ツアー客に混ざって食べることに。
前日買っておいた菓子パンを食べこぼすとすかさず太ったリスがやってくる。
その後、CAMP4へと案内して頂き、ボルダリングエリアをお散歩。
「ミッドナイトライトニング(V8)」、「スリラー(V10)」など、有名な課題前で
記念撮影などをして過ごす。
ミッドナイトライトニング(V8)
スリラー(V10)を今にも登りだしそうな杉野さん
16:00頃から次のエリアへ。
♪Pat and Jack Pinnacle
◆Knob Job 5.10b ⇒ やや長め(あまり憶えていない)
◆Sherrie’S Crack 5.10c ⇒ 下部フィンガー、狭いところにフットジャム
が核心。
2便目核心抜けたあとに手が決まらずテンション、残念!
◆Knuckleheads 5.10b ⇒ やや長め マントリング、甘めのカンテと
気が抜けない。
下降中に暗くなってしまい、ヘッデン下山になってしまった。
Knob Job 5.10b
Knuckleheads 5.10b をリードするH君
食当??inヨセミテ [♪ヨセミテ物語 2006]
まずい、このワタシが食当? 高難度だ… ク、クライミングより難しい
かも??
しかしまさか「できません」などとは言えまい。うぅぅ…頭が痛いよ。
みんな、後悔しても知らないからね!
ということで、キャンプでの献立はこちら。
1日目:ナスとズッキーニのトマトソースパスタ、野菜サラダ
2日目:ウィンナーとキャベツのオイスターソース炒め&ご飯、
ポテトサラダ、コーンスープ
3日目:タコス(トルティーヤ?)、玉子スープ
4日目:カレー、ブロッコリーサラダ
5日目:ウィンナーとピー&タマのトマトソースパスタ、
オニオンスープ、キャベツと辛ドリトスのマヨネーズ和え
6日目:マッシュルームとハムのスープパスタ、シーザーサラダ、
カットメロン
O田さんと共に去っていった大鍋…。苦肉の策でステンレスのボウル
が大活躍!(このボウル、捨てるのに忍びなくしっかり持って帰りました)
みなさん、文句も言わず食べてくださって感謝です。
また、第1班・第2班の方々の残して下さった食材や調味料を活用
させて頂きました。どうもありがとうございました。